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概要

Capgoのライブアップデート機能を使用して、アプリのJavaScriptバンドルをリアルタイムでリモートに更新し、アプリストアのレビュープロセスを経ることなく、JSの更新を直接ユーザーにプッシュして、バグの修正や新機能の提供を即座に行うことができます。

ライブアップデートの仕組み

Capgoのライブアップデートシステムには2つの主要なコンポーネントがあります:

  1. アプリにインストールするCapgo SDK。SDKは利用可能なアップデートを確認し、バックグラウンドでダウンロードします。

  2. 特定のユーザーグループにアップデートを対象とするためのチャンネル。ProductionStagingDevなどの異なるリリーストラックを管理するためにチャンネルを使用できます。

新しいJSバンドルをCapgoにアップロードしチャンネルに割り当てると、そのチャンネル用に設定されたアプリ内のCapgo SDKがアップデートを検出してダウンロードします。アプリが次回再起動する際に、新しいバンドルが読み込まれます。

はじめに

ライブアップデートを使い始めるには、以下の手順に従ってください:

  1. Capgoクイックスタートを完了して、アプリをCapgoで設定し、Capgo SDKをインストールします。

  2. アプリコードで、アプリの初期化が完了した後にCapacitorUpdater.notifyAppReady()を呼び出します。これにより、アプリがアップデートを受信する準備ができたことをCapgo SDKに通知します。

  3. JSバンドルをビルドしCapgoにアップロードします:

    Terminal window
    npm run build
    npx @capgo/cli@latest upload --channel=Production
  4. アプリを開き、アップデートのダウンロードを待ちます。ステータスは以下のコマンドで確認できます:

    Terminal window
    npx @capgo/cli@latest app debug
  5. アップデートがダウンロードされたら、アプリを閉じて再度開き、新しいバンドルを読み込みます。

詳細については、ライブアップデートのデプロイガイドを参照してください。

Capgo CLI

Capgo CLIは、開発者が独自のCI/CDパイプラインからCapgoのサービスと対話できる強力なツールです。CLIを使用することで、ビルドの作成とデプロイのタイミングを細かく制御でき、既存のエンタープライズワークフローにCapgoを統合することができます。

Capgo CLIの用途

Capgo CLIは、ライブアップデートワークフローでより多くの制御と柔軟性を必要とする開発者やチーム向けに設計されています。CI/CDパイプラインでCLIを使用することで、以下のことが可能になります:

  • Capgoの組み込み自動化に頼らず、アップデートのビルドとデプロイのタイミングを正確に決定できます
  • ビルドとデプロイのステップの間に、コード署名、QAテスト、マネージャーの承認など、独自のプロセスを挿入できます
  • 既存のDevOpsツールやワークフローにCapgoを統合できます

認証

Capgo CLIを使用するには、APIキーで認証する必要があります。APIキーはCapgoアカウント設定で生成できます。

ログインしてAPIキーを安全に保存するには、以下を実行します:

Terminal window
npx @capgo/cli@latest login [API_KEY]

このコマンドは将来の使用のために保存されます。ログイン後は、各コマンドでAPIキーを提供する必要はありません。

他のCLIツールとの主な違い

他のライブアップデートCLIツールに慣れている場合、Capgo CLIについて注意すべき点がいくつかあります:

  • CapgoはライブアップデートのFeatureセットに特化しているため、開発とCI/CD両方のユースケースで単一のCLIを使用します

  • Capgo CLIは別途インストールする必要はありません。@capgo/cliパッケージにバンドルされており、npxを使用して直接実行できます

  • Capgo CLIはライブアップデートワークフロー向けに特別に設計されているため、より汎用的なCLIツールにある機能やコマンドの一部が含まれていない場合があります

次のステップ